絵の完成は、「自分らしい」を目的にすること

ジョゴ色鉛筆クラブです。

こちらは、教室でドラゴンボールの絵を描きにきてくださっている生徒様の絵です。

いつも描きたい絵を携帯に保存してきて、熱心に模写に取り組んでくれています。


こんなに描けるのに、彼は、まだ上手になりたいと言って

熱心に絵に取り組んでくださっています。


絵の完成について、彼は、私に

「正確に模写ができない」と話してくれました。

でも?

ゴールは、自分で決めるんだよ、と、私は彼にお伝えしました。


正確な模写 という正解は、ただ、

「線のある場所」のことで、絵のゴールをそこにする必要はないです。


実際のこの絵からは、すでに、

元気や、勇気、描いた方の誠実さが伝わってくるので、

私から見ると、すでに、大成功な「完成」を持った絵だと思うし、

彼にはそれをお伝えしました。


絵は、いつ完成するのか。

人に完成をもらっても、いつまでも不安は消えないものです。


これは、実は、私もいつも悩んでいる所です。


不安なときは、ついつい、誰かに

「これで良いかな?だめかな?」 って聞きたくなってしまいます^^


絵の完成を誰かにまかせてはいけないので、

「よし!これで完成だ!」

と、自分で決めるとこまでは、決して絵を手放しません。

今日の、自分が決定できないときは、

明日の自分に、その事を聞こうと決めて、一旦その絵を手放します。


そうしないと、どうしても満足できる完成を迎えることはできないし、

決定を誰かに任せると、その責任をその人に追わせる事になるからです。

「あの人がこれで良いって言ったんだもん」

って ゆーのは、ダメです。


彼は、そんな事は、決して言ってません。

ひたすら満足を求めて、誠実に絵に向き合っています。

ただ、

絵をみながら

ここまで、丁寧に線を積み重ねることができているなら、

あとは、

自分の感覚で、最後の正解に辿り着くだけでいいと私は思います。


最後の正解は、決して、私がOKを出した時ではなく、

ご自身の感覚で、「完成」と決める時が、正解です。


実際、お手本の絵と、だいぶ違ったとしても、完成して良いんです。

自分で、ゴールを決めることが、最高に大切なことだからです。


何度も描いていくうちに、自分の、「完成」の場所がわかってくると思います。


そして、しまいには、

模写した絵と全然違う場所にいるかもしれません。

でも、そんなことは、どうでも良いことです。


1番重要なのは、

自分で、「完成」のタイミングを決めることです。


実際この絵は、彼が、大満足なゴールを決めたものです。

(掲載を了解してくださって、ありがとうございます)

そして、この絵はとても、描いてくださった方に似て、

真面目で、素直で、元気いっぱいな、とても彼らしい絵で


「彼らしく描けてるな」  と 私はとても思いました。


自分で、ゴールを決めていい。

誰かに「完成」を求めたり、

自分の「完成」を、誰かのものと比べているうちは、満足のいく自分らしいゴールには

辿り着けません。


自分で、「完成」を決定しましょう。


例えば、今回は、うまく辿り着けない「完成」だと感じても、

自分で決めた「完成」なら

次の作品の完成は、より、自分らしく、満足のいくものになります。


全部、自分で決めて良いです。

そして、それが、完璧で、素晴らしい大正解です。




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